SKIP HOUSE建築プロセス

1Fと2Fの間と天井下地。

界壁は隣との部屋を仕切る壁とご案内してまいりましたが、1Fと2Fとの間にも大事な仕切りがあります。

1F天井には強化石膏ボード12.5mm⇒間に断熱材55mm⇒2F床24mm合板⇒さらに9mm石膏ボード⇒その上に合板12mm⇒最後仕上げのフローリングと何層にも違う素材を使用することで、防火・遮音・耐久性を向上させます。

こちらは2F剛床の合板24mmの上に貼られた9mm石膏ボードです。1Fで万一出火しても延焼を遅らせます。
スキップした洋室の床下になります。


階段の一段目のステップができています。
この上を引き戸が走ります。

 
この石膏ボードの上に合板+フロアとなります。

 
界壁が完成して天井下地の野縁が始まります。
界壁に一本奥へ打たれた部材が基本となります。

 
その部材に、この通り桟が縦横に走ります。


先ほどの下地に石膏ボードが打たれて、クロス下地の完成です。

外壁下地工事、進む。

外壁下地の胴縁か゛どんどん進みます。


手前の胴縁の継ぎ目をご覧ください。少し離してあります。
ここから隣の空気層と通います。アットランダムに設けることで外壁通気層として効果が出ます。


2Fの様子です。


屋根までとどきました。

界壁工事の最終章。

界壁とは、土間から屋根裏まで隣との部屋を完全に仕切る工事のことです。今までに何度か紹介してまいりましたが、いよいよ屋根下地の合板まで上がってきました。


小屋梁の上に垂木という下地部材が走り、その上に合板(野地板)が見えています。
1Fの土間からここまで隙間なく2重に貼ってきました。
右に見える火打ち金物や梁を大工さんが丁寧に細工して貼りますが、こういったところは、多少隙間ができてしまいます。
そこで、コンクリートボンドでコーキングし、防火・遮音性能を向上させます。
建物の性能は、図面性能ではなく現場の施工品質で決まります。


コーキングを待つ工程です。天井は、これよりだいぶ下で造られます。


界壁が完全に終わると天井下地⇒天井石膏ボード貼りと進んでいきます。右側の界壁は天井よりずっと上の屋根下地まで貼られているということになります。
一つの部屋を完全に防火・遮音上、独立させているわけです。

外壁下地の胴縁打ち。

外壁下地の工程です。防水シートは柱・間柱に貼られていますので、その上に外胴縁という下地部材を打っています。

 
 
これにより防水シートも固定されます。この外胴縁に外壁を貼ると胴縁の厚み分の空気層が防水シートとの間にできるわけです。
 


その空気層が横の空気層とも通うよう下地材を打っていきます。

天井の下地造作。

界壁が終わったところから天井下地がはじまりました。
こちらはキッチンフロアの様子です。


キッチンフロアから洋室の天井下地を見ています。


天井下地には野縁(のふち)という40mm角×4Mの部材を使います。洋室からキッチン方向を見返しています。


界壁も屋根の下地合板まで伸びてきました。
向こう側は野地まで伸びて天井下地が完成しています。


胴縁という下地材が貼られ、あと石膏ボードを少し足せば、土間から屋根まで界壁が通ります。

換気ダクト配管、排水配管。

1Fローカから2Fローカの裏側を見ています。2Fローカは屋根がありますが、安全上開口を設けていますので雨が降り込むこともあります。
その排水は2Fローカ端の箱樋にあるドレンから排水されます。


そのドレンに排水管を接続して、1Fローカ天井裏を通って端から雨樋に合流します。


こちらは、ユニットバス(浴室)の天井換気扇をローカに排出するダクト工事です。ダクトを支える金具を小梁に取り付けています。


その金具にダクトを取り付けます。


脱衣室の天井裏、わずかな隙間を通ってローカへ排出されます。

電気配線、着々と。

ローカ天井裏の高いところに、オレンジ色の配管他が通っています。電力会社の電線から引き込み、ローカをまっすぐ通りそこからさらに各部屋へと配線されます。


ローカ側から引き込まれ、バルコニー側へ天井裏を通って配線されます。


電気工事の職人さん、配線中です。


本日は3人で配線中、できたところから再び大工さんが天井や壁を造作していきます。

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