SKIP HOUSE建築プロセス

木製建具の吊り込み。

洋室へのスキップ階段の入口にガラス引き戸が設置されました。SKIP HOUSE SEAL は扉の向こうに階段、PIT HOUSE MOLE は階段の向こうに扉があります。


この一段目のステップをすごく気に入っています。手間はかかりますが、キッチンフロアを建具が走るよりずっとカッコイイと思います。


トイレのドアも付きました。


右がクローゼットです。クローゼットによってスキップルームの半分は死角ができるので、収納代わりにもなります。


クローゼットの中は枕棚にハンガーパイプが取り付けられます。
市販の整理ボックスが入るよう、あえて中棚をはずしております。

ガスチャンバーの取り付け。

ガスチャンバーとは、ガス給湯器とガスメーターを格納する鉄の箱になります。点検したり機器の交換などしやすい形状になっています。枠に収めます。


ビスで適所留めつけます。


設置されました。外壁工事がされますと上手く収まるよう少し出ています。


洗面脱衣室の垂れ壁。

この通り洗面脱衣室に垂れ壁がされました。この垂れ壁に突っ張り棒を取り付けてのれんを施す予定です。建具で仕切らなくとも、ちょっとした設えで落ち着いて浴室へと誘われます。


スキップルーム、この部屋の木工事は完了しました。


SKIP HOUSE SEALは部屋の間口が3Mで、PIT HOUSE MOLE は、4.5Mです。敷地の形に合わせて設計していきます。

玄関収納の取り付け。

両開きの玄関収納が取り付けられました。
ローカ側からです。


部屋側からの見返しです。


キッチンから見ています。右側は洗面脱衣室になり、垂れ壁が作られます。


前回、スキップルームの奥の排水管の消音についてご案内しましたが、外に入れる断熱材とは別に配管に消音材を巻いた上にこちら側にも消音のための断熱材を充填して収めています。
2重3重の手間を惜しまず造作を進めています。

プレカット階段の取り付け。

プレカット階段が設置されました。プレカットとはメーカーの工場でササラ桁という階段の踏板の横の段々を機械でカットしてくるためそう呼んでいます。
一番下のステップを造作して、上部洋室側のフローリングの端ができるとメーカーが原寸を取って特注いたします。
 
 


玄関入ると引き戸が見えています。その引き戸をあけると階段が現れます。この時、初めてスキップフロアに気づきます。スキップした洋室側から見ています。


この階段のさらに左側にスキップルームへ上がるお洒落な露出型階段(移動型)がつきます。


クローゼットの向こう側もスキップルームです。広さ的にはキッチンフロアとほぼ同じ6帖もあります。

2Fトイレ排水の遮音工事。

2Fトイレの排水音を消すため、いくつかの工夫を凝らしています。
一つは、ドルゴ配管、そしてさらに配管に遮音材を巻いてパイプスペースとして壁をふかしています。つまり、上階で音がしないようローカ側に配管して壁で覆います。


横引き配管が黒いのは、遮音材を巻いているためです。
立ての配管は上へ伸びて上から空気が入るよう工夫されています。このことをドルゴ配管といいトイレの水を流した時の「ゴボゴボ」という音を消します。


縦に伸びた配管の先に空気ドレンがついています。
2Fのパイプスペースです。


部屋側は壁で覆われます。


天井を通るのではなく、壁で覆うのも工夫の一つです。

公共桝の完成。

建物の排水はおもに2種類です。雨水とそれ以外の排水です。
敷地に立ち上がっているのが、汚水の最終桝です。
そこから手前右の公共下水桝に繋がれます。


グレーチングのフタがある方が、雨水の公共桝です。
左側の道路側溝と繋がっています。

界壁ボードのコーキング。

大工さんにより段取り上少し進捗に差があります。
この部屋は、まだ界壁が見えます。しかし、きれいに隙間をコーキングしています。


金物のボルトや梁との隙間にコーキングがされています。
こんな細かい施工品質により、遮音性に違いが出るのは明らかですよね。

キッチンフロアの造作。

玄関収納が搬入されています。
この玄関収納の巾は450です。PIT HOUSEの方は600ですが、スペース的に450に抑えました。
リクシルやパナソニックでこの辺りの寸法ですと片開きになってしまいます。
こちらの商品は、IKEAで買ってきたもので両開きです。神戸まで3回車で往復してキッチンの備品とともに買ってきました。
左の間柱の向こう側に据え付けられます。
 


その反対側のトイレになります。


このように建具が取り付けられました。

掃き出し窓とLOW-Eガラス。

高断熱・高遮熱でもっとエコと書かれた紙が掃き出し窓のガラスに安全のため貼りついています。
ただのペアガラスではなくLOW-Eガラスという高性能ガラスで西日などをカットします。
 

 
全ての窓ガラスは、LOW-Eガラスとなっています。

強化石膏ボード仕様。

本建物は、省令準耐火構造という鉄骨造と同等の防火性能を持つ構造仕様となっています。
その一つがこちらの強化石膏ボード。
壁と色が違うのがお分かりでしょうか。通常の石膏ボードよりも性能が高くなっています。
1Fから2Fへの延焼をくい止めるため、1Fの天井に採用しています。スキップルームまで伸びています。
この天井の上にはロックウール断熱材が敷かれています。


こちらはスキップルーム下のキッチンフロアの天井、通常の石膏ボードが使われています。
強化石膏ボードは高価ですので、適材適所といったとこでしょうか。
丸い穴は、ダウンライト照明の穴です。


クローゼットの中の床に取り付けられた点検口です。
洋室がスキップしているので、床鳴り等なんらかの不具合が発生した場合、こちらから作業人が下に入っていくことができます。

排水管の道路横断工事。

この敷地側には排水のための側溝がありませんので、道路反対側の側溝へ横断して排水します。


最終桝から道路反対側の側溝へ。


こんな大きな口径の排水管です。

木製建具枠、取り付け。

スキップしていく階段の一段目はフローリングでステップを造り、その上を引き戸が走ります。


見返しです。
右側はクローゼット折れ戸扉がつきます。キッチンフロアへ降りていく階段も設置されます。


その階段を使ってこちらのスキップルームへアクセスします。
フローリングの先を収める部材の取り付けが終わり、上から押さえ固定し固まるのを待っています。

フローリング貼りと階段の上段框。

フローリングを貼り始める大工さんが出始めました。
このSKIP HOUSE SEALは、1F5戸・2F5戸ですので、大工さんは上下合わせた5ブロックに分かれて5人の大工さんが造作をしています。

この大工さんは凄く早いです。昨日午後から貼り始めて養生まで終わっていました。しかも丁寧にしてくれています。
他の大工さんも自分のペース配分で丁寧に進めてくれていますので安心です。造作は丁寧が一番だと感じます。


掃き出し窓側から貼り始めて、こちら側が貼り収めです。
L字に先に収められているのが、階段の一番上の框になります。


ここが終わればスキップルームへ、そして2Fのこの部屋へと移っていきます。右に積み上げているのが、フローリング材です。

フローリング貼りへ。

フローリングが搬入されます。


パナソニックのフローリングです。
1Fと2Fでカラーを変えています。


右側はクローゼットです。
この部屋から貼り始めます。

LOW-E ガラス搬入。

取り付けたサッシにペアガラスが収められました。


普通のペアガラスとは違い、LOW-E(ローイー)ガラスといいます。
2020年にエネルギー基準が変わりますが、その次世代基準ガラスです。
遮熱・断熱に優れ西日などの照り付けには省エネ効果を発揮します。


北側のスキップルーム床に取り付けられた突き出し窓です。
南側の掃き出し窓からこちらへ風の道を作っています。


ローカ側から見ると玄関の上についているように見えます。この突き出し窓のすぐ上にローカ側の天井が作られます。

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